披露宴での曲選びのポイント
結婚式の日程が近づき、打ち合わせも後半に入ってくるとシーンに合わせた曲選びをするタイミングがやって来ます。
新郎新婦それぞれの好きなアーティストの他にも、結婚式の定番と言われる曲を検索したり、流行りの曲、おふたりの思い出の曲、列席されるゲストの年代を考慮した懐かしの曲から選曲する、そんなカップルもいらっしゃると思います。
どんな風にBGMを選んだら良いかはネットで検索すれば色々な意見やアドバイスが載っているサイトがたくさん出てきます。
もちろんプランナーや音響スタッフにアドバイスをしてもらうのもOKです。
でも、「お好きにどうぞ」というだけならわざわざブログを書く必要もありません。
なので今回は違う視点でお話し?つぶやき?をしてみたいと思います。
それは・・・
カットインかフェードインかシーンを考慮して選曲する
です。
何だか難しい言葉が出てきましたね。
フェードインは皆さんなんとなく分かると思います。曲が徐々に大きくなってくる、そんなイメージです。
対してカットインは「バーン!と入る」と表現すれば良いですかね?
ジワジワではなく、バーン!です。
音響スタッフは選ばれた曲を披露宴のシーンに合わせて「カットイン」させるか「フェードイン」させるか考えて流しています。
シチュエーションによって「カットインがふさわしい場面」と「フェードインがふさわしい場面」があるんです。
ざっくり分類すると、動作が瞬時に行われるようなシーンでは音楽はバ〜ン!と入るカットインでの利用が適しています。
例えば 祝杯、ケーキカット、ブーケトスなど
反対に、動作や気持ちが徐々に切り替わるシーンにはフェードイン(クロスフェード)での利用が適しています。
新婦のお手紙、ご両親へ花束や記念品贈呈に向かう途中など
曲自体が最初からフェードインして始まるようなもの、あるいはずっと一定で静かな曲など、曲によってはそもそもカットインにふさわしくない曲もあります。ケーキの入刀後にジワジワと大きくなっても何だか盛り上がりに欠けますよね。
サビがとても素敵だけれどどうしても使いたい曲がフェードインから始まる場合、そんな場合は音響スタッフに伝えて曲のサビの部分から流れるようにしてもらうのも良いと思います。
好きという理由以外にも、利用場面に適した選曲になっているかイメージを膨らませてみてください。
きっと素敵な選曲ができると思いますよ。
分かり辛ければ、ブログを書いたスタッフへ怒りをぶつけてくださ・・・音響スタッフにお声掛けくださいね。
今回は「カットイン」と「フェードイン」という視点で曲選びのポイントをお伝えさせて頂きました。
曲選びのポイント②はまたいずれ〜。