小さいころからずっと俺のことを可愛がってくれたばあちゃん。

まだまだ若くて、常に動き回ってるばあちゃん。

俺の大切な人を連れてきた時も一番に喜んでくれてたし、sayaのことを本当の孫のように可愛がってくれるばあちゃん。

sayaと背中を並べてうまいごはんを作ってくれる…ばあちゃんの誕生日をsayaと盛大に「おめでとう」ってお祝いしてあげられる…そんな日常が俺にとって本当に幸せな時間なんだ。

いつも笑顔で「何とかなるさ。」って不安も笑い飛ばしてくれるばあちゃんは俺にとってスーパーヒーローのような存在だったよ

でも、俺が大きくなるにつれてばあちゃんの身長をあっという間に追い抜いてしまったな…転びそうになった時、手を差し伸べることもできるようになった今、俺はばあちゃんに、たくさんの思い出や時間を残してあげられているかな?たくさんの「ありがとう」を返してあげられているかな?

ばあちゃん…俺、今日結婚するんだ。でも、ばあちゃんは一人になんてならないよ。

sayaも居て、俺も居てばあちゃんも居て最高に楽しい毎日が始まるんだ。

ばあちゃん、これからは一人で全部背負って頑張るんじゃなくて俺たちのこと頼ってくれよ。

次は俺がばあちゃんのスーパーヒーローになるんだから…。

いつか、ばあちゃん言ってたよな。もう一回花嫁さんみたいになりたいって。ドレスは準備できなかったけど、今日は ばあちゃんのエスコートを俺にさせて欲しいんだ。

「これからもばあちゃんのこと、守ってください」をウェディングベールに…。

そして、「いつも本当にありがとう」を込めて花束を贈るよ。

“ 大好きな ばあちゃんへ ” 

                               Hirotaka