今日は待ちに待った結婚式

ウェディングドレスを着て大好きな父と歩くことが夢だった

でも そのことと同じくらい叶えたい夢があった

それは かけがえのない家族であり親友のような存在でもあるお姉ちゃんに

ドレスを着させてあげること

2人の子どもと家族を守って

一生懸命「お母さん」を頑張っているお姉ちゃん

いそがしくても 相談するといつも真剣に話を聞いてくれて

本気で向き合ってくれたよね

わたしはそんなお姉ちゃんに救われていたんだよ

ほんとうに ありがとう

結婚式を挙げていなくてドレスを着ていなかったお姉ちゃんのことが

ずっと気になってた…

 

ささやかだけど 今日はお姉ちゃんにドレスを用意したの

絶対にお姉ちゃんに似合うと思って選んだワインレッドのドレス

ドレスがかかっている部屋に入った瞬間

大粒の涙を流してくれたお姉ちゃん

「ありがとう…ありがとう…」って何度も伝えてくれたね

 

扉の前でお姉ちゃんを待っていると

想像以上に綺麗なお姉ちゃんが私の方に向かって歩いてきた

姉妹で綺麗な衣装着て、手を繋いで歩くなんてなんだかちょっぴり恥ずかしいけど

今日 この瞬間だけはお姉ちゃんを主役にしたかった

きっと お父さんとお母さん お義兄ちゃんもびっくりした顔をするんだろうな…

 

入場した先にはびっくりしながらも満面の笑みを浮かべてくれた親族

涙を流して「きれいだよ」とお姉ちゃんの前に立つお義兄ちゃんはサプライズで手紙を書いてきてくれた

普段 手紙を書いたり読んだりする人じゃないのに

それでも一生懸命伝えてくれた

なんだかその時間がとっても嬉しくて幸せだった

 

お姉ちゃん 素敵な旦那さんでよかったね

家族に囲まれた姉が幸せそうにしていた

私も幸せな一日だったけどお姉ちゃんにとっても

幸せな日としてずっと残る一日になったかな?

 

大好きなお姉ちゃん

今日は一緒に歩いてくれてありがとう

これからも ずーっと よろしくね!